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●昆虫が耳の穴にはいったら
夜になると、ライトやランプに向かって昆虫が乱舞し、中には耳の穴に迷入するものも出てくる。そうなると騒鳴と耳痛とで、とても平静ではいられない。
筆者は、ゴキブリの幼虫を2匹も耳の穴の中に飼っていた妙齢の御婦人を知っているが、その時の彼女は、発狂寸前だった。どうせ耳垢でもゴソゴソ鳴っているのだろうと思っていたが、覗いてびっくり耳の穴、こっちが身震いしてしまった。
耳に虫が入った場合、耳のそばにライターや懐中電灯の明りを近ずけ、その明りに向かって懐中電灯の明りに向かって反転してくるのを待つ、と言う古典的方法もあるが、ゴキブリの幼虫のように反転できないくらいのある程度の大きさのものが迷入し、また後退りもできないということであれば、いくら待っても出てくることはない。ぼやぼやしていて、鼓膜でも噛られたらたまらない。
小さい虫なら、吸い込まないように綿などをフィルターにしたストローで吸引することもできるが、大きい虫はエタノールを点耳(注入)し、殺してから除去する。
この代用は、バーボンやスコッチなど度数の高い蒸留酒が良く、ビールや日本酒など醸造酒は、界面活性作用が弱く効果が薄い。ただし過去に中耳炎などにかかって鼓膜に穴のあいている人は止めたほうが良い。
●目に虫がはいったら…
また、眼も昆虫にやられることが少なくない。これが眼に入れば疼痛と流涙が激しくなり、不快どころではない。
通常上瞼裏の外側に付着するから、眼瞼を反転させると発見されることが多い。
屋外では手も不潔になっているから、指で直接虫を掴もうとしないで、仰向けに寝、瞼をこれは指で反転させて水で流してやるのが良い。
麦茶やウーロン茶など飲料水の類でも充分代用可能。ただし、糖分の強いものやアルコール飲料は、刺激が強く不適当。
間違っても擦らないこと。角膜に傷がついて、一日中コロコロした感じが付きまとい、不快なことこのうえない。虫に限らず埃でも同じこと。
●サバイバルグッズに缶入りウーロン茶
ちなみに筆者は、眼に限らず受傷部を洗ったりでき、冬には焚き火の傍らで温めて湯タンポ代わりにもなるから、必ず缶入ウーロン茶の類を携行している。
(右上に続く)
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●角膜保護にサングラス必携
さて次は紫外線。
長時間強い日光を浴びると、紫外線によって角膜の表層が破壊されびまん性表層角膜炎が生ずる。「まぶしい、涙が止まらない」と訴え、ひどい場合は視力障害を生じることになる。
例えば保護眼鏡なしで晴天下にスキーをしたあと、数時間後に発症する「雪眼(ゆきめ)」という激しい角膜障害はこの急性劇症型である。
一般的には日本人の瞳は黒から茶色でもともとサングラスをしているようなものだから、単に眩しさを防ぐためならサングラスの選びにそれほど神経質になる必要もないだろが、目的は紫外線カットなのであるから色が着いていれば良いというものではないのでご注意を。筆者はUVカットのレンズを使用した経験はないのだが、信頼できるメーカーがUVカットの効果が高いと保証するなら購入してみるのも悪くないだろう。
今後オゾン層の破壊は一層進むといわれており、地表に降り注ぐ紫外線量も増えるから考慮しなければならないグッズの一つかもしれない。
●肌は露出しない、露出箇所にはUVカット化粧品を
紫外線は角膜だけでなく皮膚にも辛いものだ。
白人に皮膚癌が多いという話を聞いたこともあると思うがこれは皮膚にサングラスをしていないからだ。
癌になるのはまあ遠い先の話だとしても、日焼けは痛みの他に体力の消耗をも招くためできるだけ肌は露出しない様にするのが望ましい。肌が露出した部分にはUVカットの化粧品の類を使用することをお勧めしたい。
●帽子と濡れタオルで熱射病予防
これは紫外線でなく主として赤外線によるものだが、炎天下では体温が上昇しいわゆる日射病を招きやすい。特に帽子の着用は忘れないこと。疲労を感じたら首・わき・股の付け根(膝の裏側・肘の内側)に濡れタオルを当てる。これらの部分は比較的浅いところに血管が走っているため血液を冷やすのには効率が良いからだ。
何のために夏休みがあるのかを考えれば、夏はホントは屋内でゴロゴロしているのが一番なのだろうが、そういうわけにも行かなければ、ちょっとした心掛けは忘れないように。
(終)
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